「シルクロード」・・・ OBのみなさんの中には、もう行ってきたよという幸せな方、これから行きたいという願望を持っている方が数多くいらっしゃると思います。
自分の住んでいる磐田市に「シルクロード・ミュージアム」があります。ここには館長が長年にわたって収集したシルクロードの貴重な古美術品(紀元前三千年~15世紀)が数多く展示されています。なかには美術館や博物館でも見られない学術的にも価値の高いものも含まれているとのことで、シルクロード文化の多様性と素晴らしさに触れることができます。また、シルクロードに造詣の深い平山郁夫画伯の作品も展示されているのも嬉しい。
私が訪れた時間帯には他の見学者もなく、学芸員の方がマンツーマンで作品一つひとつを丁寧に説明していただけるという贅沢さ。また建物は築三百年の古民家を改造したもので、随所に残るどっしりとした当時の建築様式も興味をそそられます。見学を終え、素晴らしい調度品が備わった部屋でゆっくりと頂いたコーヒーの美味しさは格別で、何度でも足を運びたくなるような素敵な空間です。 61年度 建石 征彦
我が家の長女は、京都奈良の修学旅行で仏像に目覚め、大学は史学科に進みました。
シルクロード、いいですね。私は歴史音痴ですが見るのは好きです。そう言えば、うちの夫はシルクロード合宿に現役と一緒に本部としてついていきました。はるか昔のことに思えます。
修学旅行で仏像に目覚める・・感受性の豊かなお嬢さんなんですね。史学科でさらに極める、そうした情熱の持ち主が羨ましいです。
磐田市には素晴らしいものがあるね。
アルカイックスマイルを見て、極度に乾燥した風を思い出した。
シルクロードには大きく膨らんだ夢を描いたものである。「敦煌」(井上靖)「秘境西域八年の潜行」(西川一三)がその発信源だった。
創部40周年のOB隊で訪れた、ウルムチはウイグル族の民族色に溢れ「天池」は静寂そのもの。熱っ風のタクラマカン砂漠を通過した後のこともあってか、生き返った思いをしたものだ。それから10年後位だったか、ウルムチ・天池経由カシュガルまで更に西行した。かの国の「社会主義+資本主義政策」は、功を奏し天池は人・人・人とゴミの山、秘境気分を引きずる旅人を幻滅させるに十分だった。
わずか50数年の間で「夢から幻滅へ」
このスマイルは、その変化の本質をしっかりと見届けていることだろう。
田舎も住めば都で、いろいろな発見があります。
アルカイックスマイルって、無表情のなかにも口元に笑みをたたえたような表情なんですね。弥勒菩薩やあのモナリザの微笑もその流れですか。
「夢から幻滅へ」・・現代文明って何なのでしょうね。
現代文明は、ある種の破壊の文明であったかもしれない?
産業革命以降人間食えるようになってくると、我が足元を見て反省し、次のステージへ。長い間食えなっかったところでは、最近まで(今でも?)破壊が続いてきた。
この星で、足並みが揃うことは中々難しい。