61年度川井先輩から多摩川を河口から源流まで遡行する計画を打ち明けられたのは、去年夏北アルプス縦走を終えた反省会の席でした。多摩川は山梨県笠取山(1953m)南斜面の水干を源流とし、一之瀬川、丹波川の名で奥多摩湖に流れ込み、奥多摩湖から多摩川の名で羽田(東京側)と浮島(川崎側)の間に流れ込む全長138キロメートルの山梨、東京、神奈川を跨ぐ1級河川です。下流域においては東京都と神奈川県の県境としての役割も担う。多摩川が海に流れ込む、その源流となる最初の一滴が落ちる場所を河口から遡るということにロマンを感じました。
また、笠取山には分水嶺があり南側に降った雨は多摩川に、東側は荒川に、西側は富士川に注ぎます。わずか数センチの違いで多摩川、荒川、富士川になる運命が変わってしまうということにも大自然の偉大さを感じました。川井さんの計画に懐かしい忘れかけていたMGWVの本流を感じ、学生時代に戻った感覚でこの多摩川遡行に参加させていただきました。
他に、5/6(土)初日の河口から矢野口まで日大ワンゲルOBの濱崎さん、5/9(火)最終日61年度の本間さんが参加されました。
61年度大久保さんや65年度中津川さん達多くの方々から道中励ましのメールを頂戴しました。
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多摩川遡行(河口から源流まで)5/6~5/9
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