45年前三島由紀夫の行動に想う

1970年(S45)11月25日である。

社会人になって5年目、全くその意味と行動に対する問題意識を持ち合わせていなかった。

不勉強な身が言える筋合いではないが、政府やマスコミの「不都合な、臭いものにはふたをする」今も続いている「物事の本質を(市ヶ谷自衛隊乱入・割腹自決事件に)ずらせて沙汰やみとする」手法はなかったか?

「日本人の魂の復興、そのために独立国としての憲法改定の必要性」を、そしてその一番の被害者であり国の安全を背負って立つ「自衛隊員こそが、憲法改定へ向け今立つ時である」とする激文の主旨は、無関心な私の心へは響いてこなかった。

時代は大きく変わり、いま私は「憲法の改定なくして、真の日本の独立はない。今こそその時である」と強く考えている。

明学内宣教師館で生まれた、かのライシャワー大使によれば「三島は真の日本の追及をやめなかった一人である。日本風の拠り方や価値の再主張がしばらく続くと、次は欧米に追いつくと言う大波にさらされ、それがまた、果たして日本は真の日本か、という疑問を生み出すのがパターンだ」と、その著書に書いている。

2015年、もはや繰り返すだけで大きく現状を変えようとしない日本では、国が守れないばかりか日常の生活までおぼつかない程世界は小さくなり、ナショナリズムは厳然として息を吹き返して日々不安定さを増している。

エネルギーや鉱物資源、そして、大豆、小麦に代表される食料の調達を、ほぼ100%外国に依存し、その二次・三次加工製品を世界各国に輸出して経済を支えている、いわば世界に依存しているわが国は、一旦この安定性が崩れたら、一日として生きて行けない。

日本の発展と持続的安定を考えると、

1)世界が平和であること。

2)国際貿易環境が整備されていること・・・TPP等の推進。

3)外交に偏りがなく地球儀規模の視野で国際的問題に対処できること。

である。

更に、この三要素を「他力本願でなく、自力で切り開き維持して行くためには、国あるべき姿を世界に知らしめ、多くの国から信頼され、協力を得られる国家になることが、その前提条件となる。

それには国の歴史と伝統を明らかにし、世界平和の希求と自主独立の精神を謳った憲法改定なくして、世界に貢献することはできない・・・何故か?

60億人超の世界には、日本(人)に対して「訳の判らない言葉を話し、理解できない不気味な民族、油断のならない国民」と思っている人が、多くいることを忘れてはならない。島国根性で日和見的(繰り返しと先送り)、世界の動向に一喜一憂する国を続けるのか?

45年遅れではあるが、今が決断の秋だと思う。

カテゴリー: 未分類   作成者: 川井宏作 パーマリンク

川井宏作 の紹介

栄光の61年度生の一人 明学就職課紹介の会社に46年間勤務 現在自称健康オタク 書道(照葉会会員/現日会理事)・詩吟の稽古の傍ら「日本らしさ」のルーツを探る勉強中。たまに山にも登る。国家基本問題研究会会員 他に会名の付く4会合(+MGWV OB会会員)に参加。

45年前三島由紀夫の行動に想う” への2件のコメント

  1. 45年前の三島事件は衝撃が走りましたが全てに不勉強であった若輩者の私にはことの本質はよく分かりませんでした。その後書物を少し読んだり世界の実態を知るうちに三島由紀夫の思いや檄文の内容が理解できるようになりました。国防という国家の基本にかかわる至極当然の権利を蔑にし曖昧にしてきたことにより、文化や伝統までが崩壊し、民族の歴史的基盤まで変化していると危機感を訴えた三島の思いには日本人ならば誰しもが共感をおぼえる筈です。今こそ占領軍憲法の呪縛を解き改憲を実現し誇り高き自主独立国家としての道を歩むべきものと思います。憲法は決して侵してはならない不磨の大典ではありません。世界各国は時代の変遷に応じて憲法改正をしてきています。これが世界標準であり日本が極めて異質異常であると言わざるを得ません。あの慶応大学の小林節でさえ嘗て「憲法守って国滅ぶ」という本を出したくらいですから・・・・・・・。

  2. お、おーーー!相変わらず歯切れのいいコメントありがとうございます。
    世界の動きを見、国のあるべき道を考え、それを咀嚼して仕事や生活に活かす・・・今や世界は小さくなっている。
    言い換えれば、世界は持ちつ持たれつの関係が(政治・経済両面で)一層深くなっている、と言う事なのでしょう。
    このような状況の中で、これまでのような「意志不明確な態度(微笑み)で自己都合だけを言う」では、世界では全く通用しない・・・これが私達が生きる21世紀だ。
    という認識を持ちたいね!!

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