平出和也・中島建郎 ピオレドール賞 そして追悼

平出さんと中島さんが昨年のティリチミール北壁登頂を評価されピオレドール賞を受賞されました。平出さんは日本人最多となる4度目の受賞です。ご存じのようにお二人は7月27日、K2西壁で滑落して亡くなりました。本当に残念です。この二人は世界最強レベルの登山家であり、素晴らしい山岳カメラマンでもありました。自分の足で、登攀中の迫力映像、そしてドローンを飛ばして、我々が絶対に見られない世界に連れて行ってくれました。グレートトラバースやTJARでは田中陽希さんや選手の何倍もの体力で動き回って撮影されていました。

平出さんには少しだけ思い出があります。5年ほど前にヨーロッパ東チロルの山に行ったとき、ツアーのカメラマンが平出さんでした。パーティーの後ろから撮影していたと思ったらいきなり前にいたり、神出鬼没カメラマンでした。ドローンも自由自在に操って、ガンガン撮影されていました。ディナーの時一度同席になり、山の話やトレーニングの話をいろいろできたことが私のほんの少しの思い出です。まだまだたくさんの活躍を見せてもらいたかった・・・本当に残念です。

 

26代忘年会 於川端康成「雪国」の宿

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12月12日、26代(77年度)忘年会を開催いたしました。メンバーは、坂上夫妻、白井(旧八木)、宮野、望月、儘田、星野、杉澤、オブザーバーに25代渕上さん、以上9名でした。場所は越後湯沢の温泉でしたので、私は腹減らしのために、平標山に登ってから行きました。今年はずいぶん雪が少ないようです。スキー場も全然雪がなくて、気の毒なくらいです。

温泉宿は川端康成が「雪国」を執筆した「高半」という宿で、なかなか趣のある宿でした。さすが坂上の手配だけあって、とても立派な部屋でした。飲んで歌ってまた飲んで、楽しい一夜を過ごしました。

翌日は八海山雪室に寄って、そのあと皆で蕎麦を食べて解散しました。普段はなかなか集まれないのですが、この年一度の会はぜひ続けていきたいと思います。同じコッフェルの飯を食った仲間ですから。